Azureエキスパートインタビュー:木幡健文 氏(日本ビジネスシステムズ株式会社)

「常に進化し続けるAzureで、ビジネスに革新と拡大を」JBS 木幡健文 氏


お客様のビジネス価値を一層高められるITソリューションや、 情報システムの企画から設計、開発、保守、運用をマルチベンダーとして提供する独立系システムインテグレーターの、日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)。マイクロソフトを筆頭に複数のパートナー企業と連携し、官公庁やあらゆる業界の大企業、中堅企業等にもっとも優れたシステムやサービスを提供している。

2007年からは、マイクロソフト パートナー オブ ザ イヤーを連続して受賞するなど、その高い技術力と豊富な実績が同社の強みだ。プロジェクトは、システムのクラウドシフトのみならず、画像分析利活用によるイノベーション促進や、AIチャットボットソリューションによるビジネスバリューアップ、復興を後押しする工事進捗管理システムなど多岐にわたっている。

今回は、JBS イノベーションサービス統括本部 エンタープライズイノベーション本部 クラウドプラットフォーム部のマネージャーとしてそれらのプロジェクトを推進し、約20年にわたってインフラの最前線で活躍している木幡健文氏に、JBSが推進するクラウドビジネスや導入事例、Microsoft Azureの魅力についてお話しいただいた。


約15年、変化の激しいIT業界でインフラに携わった強み


私は1999年に専門学校を卒業し、20歳からIT業界に入って以降、さまざまな現場で一貫してインフラに携わってきました。Windowsサーバーの構築を3年半、Visual Basicでの開発に半年、その後、通信会社に常駐して24時間365日の運用・監視を1年間担当。UNIX、Linux、ネットワーク機器全般の調査などに加えて、メンバー育成も担当していました。

その後、国内最大級のテーマパークに6年間常駐し、ネットワークの設計・構築、運用コンサル、VMwareの仮想化を実現するための設計・構築に従事。その後、仮想基盤の設計・構築や、クラウドの設計・構築・運用を担当しました。

こうして、1999年からの約15年間、急激に進化するIT業界の荒波に揉まれながら、バージョンアップし続けるOSと、増え続けるネットワーク製品に携わり、そのシステムにとって最適なインフラ設計は何かを学びながら実装してきました。

JBSに入社したのは2014年のこと。これまでさまざまなインフラ構築に携わってきたものの、マイクロソフトの製品は経験していなかったんですね。JBSは長年マイクロソフトのパートナーとして、あらゆるソリューションを提供している会社です。今まで経験したことのない領域に挑戦したいと思い、入社を決めました。


jbs02.jpg 日本ビジネスシステムズ株式会社 イノベーションサービス統括本部 エンタープライズイノベーション本部
クラウドプラットフォーム部 マネージャー 木幡健文 氏



JBSでAzure部門立ち上げの中心的存在に


入社後はすぐに某テレビ局に常駐。大規模なシステム開発のプロジェクトに参画して、インフラ全般の設計や、RFP(提案依頼書)を作っていました。それから1年が経った2015年頃、会社から「Microsoft Azureをやりたいから、本社に戻ってきてくれ」と言われたんです。

長年、インフラ全般に携わり、全体像を知っているからこそ任せたい、と。前職でもクラウドを扱っていましたが、それは企業内に設置・構築するオンプレミス型のプライベートクラウドと、自社がサービス提供していた小規模なパブリッククラウドです。Azureはいわゆる雲の上にあるパブリッククラウドですから、ぜひやりたいと、二つ返事で戻りました。

そこからの半年間は、一人でAzureを勉強しながらノウハウをためていき、少しずつ人数を増やしてチームを作っていきました。


最先端のテクノロジーでお客様に価値のあるソリューションを提供


導入事例として印象に残っているのは、ある生命保険会社様にAzureを導入したときのことです。ちょうどAzureがクラシックポータルから新ポータルへ切り替わり、新たなデプロイメントモデルとしてリソースマネージャーが登場したタイミングでした。

登場したばかりのリソースマネージャーを用いた構築を求められる案件だったのです。勉強をしながら、サーバー約300台規模のクラウド設計構築と、デプロイと同時にスクリプトが実行されるような「自動化」に注力。規模も大きく、初めてのソリューションを手探りで導入するのは大変でしたね。

他にも、HPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング)をAzureで構築するプロジェクトも印象に残っています。200台程度だったサーバーを300台に増やし、さらに並列処理させるというものです。

最初はやり方がわからず1台ずつ増やしていたのですが、あるタイミングで簡単に並列処理ができるように。手作業では1台に10分かかっていたところを、同じ時間で数十台を一気に構築する仕組みがつくれるようになったのです。これは、JBSのAzureチームがとても成長した経験になりました。

現在、私のチームには12名が在籍しています。まだ、経験年数が1年や2年のメンバーが多いですが、インフラはクラウドからスタートしたクラウドネイティブエンジニアばかり。ノウハウを蓄積しながらスキルを磨いている最中です。


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JBSは最適なクラウドシフトを提案できるのが強み


JBSの強みは、お客様ごとに最適なクラウドシフトを提案できることです。オンプレミスで稼働していたハードウェアの期限が切れるとき、更新するのか、クラウドに切り替えるかを悩むお客様は多くいらっしゃいます。

だけど、そもそもお客様はクラウド自体について、セキュリティは大丈夫なのか、既存システムはパブリッククラウドに持っていっても大丈夫なのかを心配されます。

そこで、丁寧に話や要望を聞くことで、「このシステムはAzureよりもオンプレミスのままで運用した方がいいですよ」「Azureとオンプレミスを同居させる形で構築しましょう」「すべてAzureで大丈夫です」など、システム全体を無理やりクラウドに持っていくのではなく、お客様の要望に合った最適な提案をしています。

加えて、インフラだけでなく、開発チームによるアプリケーション開発やプランニングを含めてトータルで支援できるのもJBSの強みです。

今後は、新卒1年目のメンバーでも、ベテランと同じクオリティのものを構築して納品できるよう、Azureの設計構築を含めて、すべてを標準化したいと考えています。そうして、社内リソースを有効活用することで、より上流の提案やAzureの新機能のサービス化などを実現していきたいですね。


Azureでビジネス拡充も。常に技術の最先端にいたい


Azureは、新しい機能が次々と登場することで、昨日まではできなかったことが今日はできるようになるなど、日々進化をし続けています。たとえば、大企業や官公庁などにしか手が届かなかったようなシステムの導入が通常の企業でも可能になりました。一気に自動化ができますし、これまで1ヶ月を要していたものが1週間で納品できるなど、時間短縮もできる。

すると、空いた時間で別の新しい機能の検証・開発もできるので、技術的な面からビジネス拡充への挑戦も可能になりました。新しい機能が登場したらいち早く習得し、自分の思い通りにビジネスを広げていくのも、Azureに携わる醍醐味ですね。

世の中は急速なクラウド化が進んでいます。今後も、クラウドを含めたトータルコーディネートができる最先端の存在であり続けられるようチームを進化させ、お客様のどのようなニーズにも答えられるマルチベンダーでありたいと思います。


日本ビジネスシステムズ株式会社

http://www.jbs.co.jp/

<会社紹介>

JBS はマイクロソフトプラットフォームを中心とする IT 環境をインフラからアプリケーション開発、さらには運用、保守まで提供できるシステムインテグレーターです。
日本国内で最も優秀な実績を残したパートナーに与えられる 2018 Microsoft Country Partner of the Year を受賞。マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー は2013年から連続受賞しています。マイクロソフトの Gold コンピテンシーを 14 分野で取得している技術力と実績を強みとし、お客様にとって最高のシステムとサービスを提供します。

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